リューチ日記

留置所生活経験日記

25日-5:留置所生活15日目

 別の房の人と担当さんの話を聞いていて思い出したんだけど、診料(漢字わかんない。診察のこと)の日がある。周期は知らないけど、定期的にあるみたい。時間帯は決まってない(らしいと聞いた)。診療(思い出した)室に、お医者さんが聞て、留置している人の胸の音を聞いて(聴診器)血圧、脈拍を測る。風邪等の症状を伝えると薬を出してもらえるようだ。先週、自分も初めて受けた。

 考えながら話すのは苦手。思ったことをそのまま口にしてしまうか、だまり込んでしまうか。考えて話そうとすると会話が止まる。要するにたぶん、頭の回転は遅め。

 最近、気にしていることがある。持って入れないもの、差し入れできない物(どちらも留置所内に)の話は聞くけど、持って出られない物はあるのだろうか。始まりは未来への自分への手紙、途中から日記になったこの文章だけど、もし、持ち出せないと少しさみしい。良い時間潰しにはなっているけれど。持ち出す時に検閲入るなら、見る人も大変だろうな。他人に読ませるつもりは無く、字も汚いし。伺より量が多い。それが終わるまで開放されないのだとしたら、日をまたいでしまうかも。まぁ、出られ”たら”の話。

 本読もうかな。でも、父からの課題もできていないし。人が創ったものを楽しむより、自分で何か生み出す方が有益な時間だと思える。でも、息抜きも必要か、本を持ってきてもらおう。