リューチ日記

留置所生活経験日記

24日-5:留置所生活14日目

 以前、「洗濯できない」といった旨の手紙を出していたが、洗濯してもらえたことを書いた手紙は送れていなかったので、パンツを色々持って来た。後は靴と靴下。留置所に送られたとき、俺は靴を履いていなかった。可能性として金曜日に俺が外に出られると思っていたから、靴を履いて帰れるように持ってきたのだろうか。どうしても、あれだけ無知だと悪い方に考えてしまう。(楽観してないか?)

 でも、靴下は助かった。風邪でどうにも足が寒く、冷たかった。すぐに靴下を履き、スウェットのズボンをかかとまで下げる。(くるぶしソックスしか中に入れられない)その状態で体のすき間が小さく、体温を逃しにくい体勢を探しながら就寝時刻まで耐えた。でも、正直、頭が痛かったり、普通に辛かったりで他のことを考えるよゆうもなく、意外とあっというまに布団を使える時間になったかな。

 一つ忘れてた。17:00のご飯はほぼ押し込むようにして体に入れたが、その間に留置所の常備薬「バファリン」を飲んだ。これが良かった。まじで。頭痛がおさまって相当楽な気分になった。体は火照っている感じが抜けなかったけど、おかげですぐに寝つけたと思う。

 就寝時刻後はトレーナーを着たまま、毛布にくるまって寝た。1:30とかに起きてしまうのは相変わらずだけど、体は冷えることなく、回復に向かったと思う。2:00頃にトレーナーは脱いだけど。

 バファリン強し。愛用していきたい。

 特記スべきはそんなところだろう。残りは今朝につながる。朝はまだだるさ、軽い頭痛があったけど次第に無くなった。ご飯は今までより多めに食べるようにして、午前中は体を冷やさないよう注意しながら横になって過ごした。後のことは既に書いたと思う。

 感染(うつ)されたとしか思ってないけど、やっぱりストレスかなー。具合悪くして、おっちゃんと全く話さなかったし。比較的、良く寝たし。たまっていたのが解消できたんだと思う。こんな生活環境下で風邪はひいちゃいけない。今日はこんなところかと思ったんだけど。19:00。も少し書いちゃおう。

24日-4:留置所生活14日目

 図24-②留置所の生活圏(笑)の間取り。

図24-②:留置所間取り 古いらしく、このような「おうぎ」形はほとんどないらしい。

椅子には担当さんがいて、席からどの部屋も見えるようになっている(はず)担当さんの席には机があって内線電話と、留置されている人達が使う紙コップ(毎晩取り替えてくれてるみたい)が伏せて(逆向きで)置かれている。担当さんの周りは、石?公園の噴水みたいな材質の洗面所になっていて、自分らが顔を洗ったり、歯を磨いたりする6:30と20:30。まぁ、これだけ。水道水は飲める。

 体調もすっかり良くなった(と思う)。こんなこと初めてだ、体調を崩して次の日にこんな良くなるなんて。せっかくだし、今回の風邪が治るまでのことを書いておこうと思う。

 昨日風呂入って、11時頃。違和感を覚える。だるさ、少しのども痛い。頭も痛いような。7番のおっちゃんまじでマスクしないし、咳も手で押さえねぇな(怒)と思っていた頃だった。

 すごく寒くなる。すぐにトレーナーをもらったけど変わらず。トレーナーもズボンの中に入れる。おっちゃんに話しかけられたけど、ガン無視かましてた。(というか頭に響いて、それどころじゃない苦痛だった。)昼。いつも通り、パン一枚(ジャムは何だったか忘れた)おかず(忘れた)ジュース、お湯(白湯)。座るのきつい。13時母が面会しにくる。自分の行動について言い訳ばかり。後は俺のことを見て泣くだけ。面会の中身は皆無。自己満のために来たみたいだ。俺がこの後どういう流れになるのか(拘留の延長、拘置所送り、裁判、刑務所等)全くわかっていないようだった。

24日-3:留置所生活14日目

 7:0012:0017:00のご飯から1時間の間はボールペンが使えない。いつも、ご飯のこと書こうと思うが、ペンを使える時間には忘れてしまい、書き忘れていたので今回が初めてかも知れない。

 留置所弁当メニュー(選べる訳ではない)

  • 春巻き
  • 鰆(たぶん)
  • 柴漬け
  • おからの和え物
  • なんかよくわからん野菜の炒め物
  • 白ご飯
  • お茶

よし。

 んで、ようやく図24-①最近気になるおっちゃんの顔。

図24-①:デッドプールみたい

目元が陰っているように見える。何かの本で見た薬物使用者のBefore afterみたいなかんじ。やべぇなって思う。まぁ、3回目らしいしなぁ。

 前も書いたかもだけど、留置所の土日は本当に無駄。(母へ宛てた手紙には書いた)基本的に、各調べは無いし、郵便局も動いていないから。更には運動の時間もなくてひげがそれない。今、自分は示談交渉中。木曜日に弁護士先生が書類を作ってくれた。あれは、既に18:00を過ぎていたけど、その日中に郵便局へ入っていれば金曜日には被害者の方々へ届いているはずだ。金曜日中に先方が書類を整えて速達してくれていたら、今日先生の元へ届いていたかもしれないが、今のところ音沙汰なし。早くて月曜日に郵便局に出て、火曜日に先生の手元へ。自分への確認が入ったとして、最短で水曜日に検事さん。裁判所へ届くことになるのだろうか。そしたら、木曜日に出られるのかな。先の事への不安が絶えない。心配事の何割は起こらないとは言われるし、考えるだけ無駄かな。

24日-2:留置所生活14日目

 で、おっちゃんの異常さを感じたことなんだけど、昨日おっちゃんは弁護士との面会があって、そこで様々な不満があったらしいのだが、部屋に戻ってきたとたんに、その文句、愚痴を別室の11番さんとやらに話しはじめた。(基本、房どうし〔別部屋間〕での会議は禁止)それは、まだ良いのだが、今度は担当さん(警察の留置所内にいる留置係の人)を捕えて、更に詳しい部分まで愚痴をこぼしはじめ(担当さんもほぼ聞きなかしていたと思う。相槌はほぼなかった)最後は(具合が悪くて)横になっていた自分にまで、担当さんにした話を聞かせようとしてきた。普通二回も話してたら落ちつくだろ。二回目と三回目に関しては全く内容変わんなかった。超苦痛。俺が風邪ひいたのは、やっぱりおっちゃんのせいだと思う。ストレスや。

 という自分も、ここに落としているのは愚痴だからなぁ。否定ばかりもできないか。

 今日は、7番のおっちゃんについてになりそう、

おっちゃんは、

  • めっちゃ話したがる(俺が本を読んでても、手紙を書いてても、筋トレしていても。やめてほしい。)
  • 薬中(覚せい剤。最初は20代。今回は所持、使用で三回目らしい。)
  • めっちゃ自殺願望強い(保釈、家族、好きな食べ物etc...どんな話をしていてもだんだん自殺についての話に近づける達人。その割にこの世でしたいことだらけ、未練たらたら。何が死にたいじゃボケ。甘えんな。そんな奴が自死できると思うな。且つ、死後の世界に対する理想強め。先に死んだ人達が周りにはいて、温かく迎え入れてくれると思っているらしい。(笑))
  • 基本はやさしい人
  • 介護の仕事を最近はやっていた。(障害持ってる人や、お年寄りを助けてあげたくなるんだって。逆にその人たちをないがしろにする人は許せない気持ちになるそう。良い人ではあるんだろうな。)
  • 料理できる(介護施設で作るかららしい)
  • 姪っ子が元名の知れた子役でちょいちょい面会に来る。実家は少し名の知れていた、甘味屋だったらしい)

こんなもんか、2週間も同じ部屋にいて、めちゃくちゃ話しかけられると彼についても色んなことを知っていたらしい。まだ他にも色々あるし。なんかすごいな。

 ご飯の時間がきました。ペンをいったん返します。

24日-1:留置所生活14日目

 日記

 風邪もだいぶ落ち着いた気がする。もうマスクは外さない。長そで且つ、はいていなかった靴下をはくようにしたからか体が暑い、でも、まだ風邪で暑いだけかもしれないので、念のために薄着は避けている。

 今更ながら、自分の部屋番号は「5室」らしいと知った。(意識しはじめた)部屋の扉が開けられたら、洗面などの作業に移れば良いので、自分が何番の部屋にいても、そしてその番号を知らなくても生活できたからだ。今は「5室の4番」。

 7番。同室の覚せい剤のおっちゃん。薬中特有のような異常さを最近の出来事で使く、意識しはじめた。それは、「とにかく喋りたがる。」こと。おっちゃんは52・3歳くらいらしい。弁護人は国選(50万円以上の財力がない、もしくは、あっても事情による場合、公費で国がつけてくれる弁護士。当たりはずれが大きいらしい。いちおう、途中で別の人に変えてもらう事もできる)なのだが、言うことがころころ変わったり、

裁判の日程を間違えていたり、保釈の申請を「どうせ通らない」とか言ってやろうとしない人らしい。(でも、実際はおっちゃんが気に入らなくて悪く言ってるだけかもしれない。やりとりの実物を見ていないから何とも言えん。)

23日-1:留置所生活13日目

 日記

 たぶん風邪ひいた。7番にうつされたとしか思えない。頭がぼーっとする。首とか関節も痛い。だるい、のどにも違和感がある。肩も痛くなってきた。

 なんで、風邪ひいてるとか言いながら7番マスクしないで、喋りまくって、咳するときも口を押さえないのか。せめて、こっちが本読んでたり、書きものしてるときに話し掛けんな。

22日-7:留置所生活12日目

 留置所を出た後にどうお金を用易するか、先のことを前向きに考えるベクトルに、落ち着かない気持ちを向けるけど、、、。難しい。でも、この生活の終わりが見えてきたのかもしれない。今日書類を作成、明日郵便局へ提出。月曜日に相手元へ届いて、相手が火曜日に郵便局へ持っていってくれたとして、水曜日に弁護士、検事の元に提出されて、、、。出られても来週の木曜日だろうなぁ。

 今日、拘留延長の書類が届いた。8日間の延長。6/30までの延長ということだ。示談間に合わないのではないか??書類によると、当事者や被害者、現場状況、被疑者への取り調べ等、6項目くらい未済だった。何も進んではいないのではないかと思ってしまう。

 どっちにしろ、拘留の出口は見えそうだけど、留置所をいつ出られるのかは不透明のままだ。明日からもその日の出来事や、留置所、拘留がどういうものか書いていこうと思う。心の内を外に出すことで少し落ち着いてきた。

 その金額提示するなら、もう反省も何も、もう12日拘留されているし、バカバカしいと思ってしまうなぁ、よく考え直そう。

事件の日、ずっと座っていた長椅子と渡り廊下